CASE.04

安全・運航本部2014年入社

仕事内容は、こんな感じ

担当本船の運航管理と、積み付けプランの作成をしています。代理店に連絡し、運航スケジュールを調整する。安全かつ効率的なプランを作成し、荷役費や寄港費が抑えられるよう、入出港日時を調整する。運航を“整える”仕事ですね。

本船の運航パフォーマンスと費用の分析も担当しています。燃費のいい運航方法、リーズナブルな補油のタイミングなども、日々考えています。

例えば、停泊のコストカット。当社の本船の寄港地は、どこも狭い。他社船が先に港にいると、沖合での停泊を余儀なくされます。そこで私は事前に他社船のスケジュールを取り寄せ、燃費と停泊費を比較検証。燃料を多く焚いても先に到着した方が割安であれば、「フルスピードで港へ!」と船に連絡します。結構、スリリングです。

ここが、イチバン!

船の燃料費は1隻1航海当たり数十万ドルと莫大。

そこで私は、原油市場をチェックし、安価なタイミング、場所での給油手配をします。韓国よりロシアで給油すれば、約6万ドルのコストカット!

今週の金曜はレートが高い、給油は月曜!減速航海で節燃を!といった感じです。コストセーブに成功すると、気持ちいいものです。

どうして協和海運に?

私の大学の専攻は考古学。海や物流とはあまり関係ありませんが、イタリアで一ヶ月間、調査をしたことがあったんです。そのとき、日本との価値観の違いに刺激を覚え、いつかは海外と関わる仕事がしたいと就活の軸になりました。

就活時は、海運会社を色々と見比べましたが、目を引いたのが協和海運のユニークさ。

運航のみ、集荷のみといった会社が多い中、当社は貨物を自社で集め、自船で海上輸送をしている。船会社の仕事の全てが体験できる、と感じました。

選考過程で出会った社員も、南の島を想起させる、大らかな人たちで、自分に合っているなぁと感じました。特に、最も印象に残ったのは社長です。面接では雑談ばかり。好きなお酒の話題で盛り上がったり・・・この会社、面白いって思ったんです。

協和海運って、どんな会社ですか?

太平洋島嶼国へライフラインを提供し、同地域へ進出する企業の手助けもする。ときには南の島々の経済的発展のお手伝いをする企業という面で、競合が少なく、高いプレゼンスを持っている会社です。

昨今は、アジアの経済発展に伴い、海上輸送業も国際的な価格競争に入ってきました。でも、協和海運の強みは、各国との関係性が深いこと。日本での進水式にミクロネシア連邦の大統領がいらしてくれるなど、強い信頼関係にあります。

実際、働いてみて 「海運」って仕事のイメージ、 どうなりました?

海上輸送というと、「大手荷主の巨大な貨物を運ぶ」といったイメージを入社前は抱いていました。もちろん、そういった貨物も多いですが、当社の取引先には、家族経営の小さな商社さんもいます。客層の幅が本当に広いんです。

なにより、南太平洋の島々の方々にとって、当社が運ぶ物資は彼らのライフライン。台風で船の到着が遅れてしまったときは、「スーパーマーケットの棚から、お米が全てなくなったよ!」と代理店から緊急連絡が来たこともあります。

現地の物資を支えていると、先輩から聞いてはいたけど、実際に生の声を聞くと、強い責任感がわいてきましたし、「あの人たちのために届けている」という信念や誇りのような気持ちも湧きました。世界の人々を支える仕事なんだ、と。

就活中のあなたへ

会社は、入社してからが本番です。

社会人になると、家族よりも、友人よりも、会社の仲間たちと一緒に過ごす時間の方が長くなるでしょう。

だから、できるだけ数多くの説明会に参加し、「この人たちと一緒に働きたい!」と思えるような企業を見つけてください。

私は就活時、50社ほど説明会に行きました。海外に関わる仕事として、商社なども見てきました。でも、「何か違うかな」と感じたし、その違和感は大事だと思いました。ま、大丈夫だろうと高を括り、入社後に苦しんだら本末転倒です。

どうか自分の軸はブラさずに、心から働きたいと思える会社を見つけてください。自分に正直に生きましょう!

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